ベートーヴェン テンペストを聴く

ベートーヴェンのピアノソナタ17番「テンペスト」にハマッています。いちばんベートーヴェンらしい曲だと思っているのですが、これを作曲した時、31~32歳だった彼にとって人生の中でとても苦しい時期でした。

作曲したのは1802年。この年に『ハイリゲンシュタットの遺書』を書き自殺を考えたといわれています。すでに耳が聞こえていませんでした。それを乗り越えて作ったのか、それを乗り越える前なのかはわかりません。ただ言えることは1楽章の確信に満ちた力強さと静けさが同居するなんともいえない緊迫感。2楽章の静寂かつ美しく端正な旋律。そして大人気な3楽章のはかなくもロマンチックな世界。精魂込めて書いた曲であることは間違いないと思っています。

演奏する側としては、難易度としては決してやさしくはありません。が、中級者でも挑戦のしがいがあるピアノ曲です。テンペストは英語で「嵐」という意味です。弟子のシンドラーがこの曲について訪ねたところシェークスピアのテンペストを読めと言った、という逸話は有名ですが、いまではほぼシンドラーの創作の可能性が高いと考えられています。しかし「テンペスト」という表題は悪くないですね。

この曲を聴く上で知っておきたいポイントがあります。全体的にとても独創的な雰囲気がただようという、それだけで魅力的な曲ですが、有名な第三楽章は全体が4連符で覆われているのが特徴です。4連符で全体を支配している曲といえば、あの第五交響曲の「運命」ですね。「ダダダダーン」が終始繰り返されているのに聴き手を飽きさせないという、驚異的といえる作曲手法なわけですが、テンペストの第三楽章はその運命よりも、より4連符が徹底されていると感じます。

運命が「ダダダダーン」であれば、テンペストのほうは「タラララー」となるわけですが、もうほんと「タラララー」ばかりです。それでいて聴き手を飽きさせない、それどころかどんどん引き込まれていきます。やはり驚きの世界遺産級の作曲家といわざるを得ないでしょうw

CDやDVDはもちろんいっぱいあります。グレン・グールドやリヒテル、バレンボイム、グルダなどなど、経験上はずれはあまりないので、適当なピアニストえらんでw聴いてみてください。

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